皆さま、こんにちは!さいたま市浦和区を中心に、大切な家族であるわんちゃんのお世話をさせていただいております、ペットシッターあいです。
このコラムは、愛玩動物看護師の国家資格取得を目指す私が、日々の学習と実践を通して得た知識を共有するために作成しています。わんちゃんの飼い主様はもちろん、これから動物と関わるお仕事を志す方々にとっても、学びのきっかけとなれば幸いです。
「うちの子、なんだかいつもと違うな…」
そう感じたとき、それは病気のサインかもしれません。言葉を話せないわんちゃんは、その不調を飼い主さんに伝えることができません。しかし、飼い主さんが日々の小さな変化に気づいてあげることで、病気の早期発見・早期治療につながり、愛犬の健康と長寿を守ることができます。
今回は、私がペットシッターとして日々のシッティングで実践している、犬種別の健康チェック術を特別にご紹介します。それぞれの犬種が持つ体の特徴や、かかりやすい病気を深く理解しておくことが、愛犬の健康を守る第一歩となります。
1. 骨格編:犬種ごとに異なる「骨」と「関節」の弱点
わんちゃんの骨格は、その犬種が持つ歴史や役割によって大きく異なります。この骨格の違いが、かかりやすい病気にも深く関わっています。日々のスキンシップを通じて、愛犬の骨格に隠された病気のサインを見つけ出すことが、健康を守る上で非常に重要です。
小型犬(例:トイ・プードル、チワワ、ポメラニアン)
骨が細く、関節が非常にデリケートな傾向があります。特に注意したいのが**「膝蓋骨脱臼(パテラ)」**です。これは、膝のお皿が正常な位置からずれてしまう病気で、軽度であれば無症状なことが多いですが、進行すると痛みや歩行困難を引き起こし、日常生活に大きな支障をきたします。
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パテラの症状とグレード:
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グレード1: 膝のお皿が手で押すと外れるが、すぐに元の位置に戻ります。ほとんどの場合、痛みはなく、自覚症状もありません。
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グレード2: 膝のお皿が自然に外れることがあり、歩行中に突然片足を上げる「ケンケン」歩きをすることがあります。
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グレード3: 膝のお皿が外れたままで、手で戻す必要があります。痛みを伴うことが多く、歩行が不安定になります。
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グレード4: 常に膝のお皿が外れた状態で、自力で足を伸ばすことができません。関節炎も進行し、強い痛みを伴い、歩行が困難になります。
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日々のチェックポイント:
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お散歩中や遊んでいるときに、時折、片足を上げて歩いていませんか?
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抱っこした際、後ろ足の膝関節を優しく触ったときに、「カクッ」とした違和感や音を感じませんか?
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ジャンプや階段の上り下りを嫌がる様子はありませんか?
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予防とケア:
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フローリングの床には、滑り止めマットやカーペットを敷き、関節への負担を減らしましょう。
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ジャンプや、ソファ・ベッドからの飛び降りをさせないように、段差をなくす工夫をしましょう。
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適正体重を維持することが何よりも重要です。肥満は関節への負担を増大させ、パテラの進行を早めます。
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かかりつけの獣医さんと相談し、関節の健康をサポートするサプリメントを検討するのも良いでしょう。
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大型犬(例:ゴールデン・レトリーバー、ジャーマン・シェパード、セント・バーナード)
小型犬とは対照的に、体が大きいため、成長期に急激な体重増加が骨や関節に大きな負担をかけます。特に注意すべきは**「股関節形成不全」や「肘関節異形成」**といった遺伝的疾患です。これらの病気は、特に大型犬の成長期に発症しやすい傾向があります。
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日々のチェックポイント:
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立ち上がるのを嫌がったり、座るのが遅くなったりしていませんか?
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歩くときに腰を振るような「モンローウォーク」をしていませんか?
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散歩中に途中で座り込むことが増えたり、運動を嫌がる様子はありませんか?
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階段の上り下りを躊躇したり、足をひきずるような仕草をしませんか?
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予防とケア:
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成長期には、過度な運動を避け、ゆっくりと筋肉をつけるような運動を心がけましょう。
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ドッグフードは、大型犬の成長期に特化したものを選び、適正な栄養バランスを保つことが大切です。
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体重管理が非常に重要です。肥満は関節の痛みを悪化させます。
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定期的な健康診断で、レントゲン検査などをしてもらい、早期発見に努めましょう。
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短頭種(例:フレンチ・ブルドッグ、パグ、ボストン・テリア)
短くつぶれた顔を持つ短頭種は、そのユニークな骨格ゆえに、他の犬種とは異なる健康上の問題を抱えています。最も注意すべきは、彼らが共通して持つ**「短頭種気道症候群」**です。これは、鼻孔が狭い、軟口蓋が長い、気管が細いなど、複数の呼吸器系の異常が複合的に発生する病気です。
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日々のチェックポイント:
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鼻を鳴らすような「ブーブー」という呼吸音や、激しいいびきをかいていませんか?
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少し動いただけで、口を開けてハァハァと激しい呼吸をしていませんか?
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興奮すると舌の色が紫色になる「チアノーゼ」の症状はありませんか?
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暑い日に、熱中症になりやすい傾向はありませんか?
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予防とケア:
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暑さに非常に弱いため、夏場はエアコンを使い、涼しい環境を保ちましょう。
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興奮させすぎないように注意し、激しい運動は避け、涼しい時間帯に短い散歩をさせましょう。
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ハーネスを使用し、首輪で首を圧迫しないようにしましょう。
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肥満は呼吸器にさらに負担をかけるため、体重管理は必須です。
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2. 消化器編:お腹の調子は健康のバロメーター
わんちゃんの健康状態を最も簡単に、かつ正確に把握できるのが、便の状態です。消化器系は全身の健康と深く結びついており、便は体内の異変を知らせる大切なサインとなります。
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日々のチェックポイント:
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便の色: 健康な便の色は、食べているフードによって異なりますが、一般的には茶色やこげ茶色です。黒っぽい便は、胃や腸で出血している可能性があり、白っぽい便は胆道系の病気のサインかもしれません。
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便の形と硬さ: 形がしっかりとしていて、掴んだときに適度な硬さがあるのが理想です。下痢や軟便は、消化不良やストレス、病気のサインです。逆に、便が硬すぎると、脱水や便秘の可能性があります。
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便の回数と量: 普段と比べて、便の回数や量が極端に増えたり減ったりしていませんか?食欲はあるのに便の量が少ない場合は、消化不良の可能性があります。
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3. 被毛・皮膚編:見た目の変化はSOSのサイン
わんちゃんの被毛や皮膚は、体調の変化を映し出す鏡のようなものです。日々のグルーミングやスキンシップを通じて、異変がないかチェックしましょう。
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日々のチェックポイント:
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毛のツヤ: 毛がパサついたり、ツヤがなくなったりしていませんか?栄養不足や内臓の病気のサインかもしれません。
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フケや赤み: フケが増えたり、皮膚が赤くなったりしていませんか?アレルギーや皮膚病の可能性があります。
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しこり: 体のあちこちを撫でて、しこりや腫れがないか確認しましょう。
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犬種別の注意点
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長毛種(例:ゴールデン・レトリーバー、シーズー): 毛玉ができやすく、毛玉の下で皮膚病が悪化することがあります。毎日の丁寧なブラッシングが欠かせません。
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短毛種(例:柴犬、フレンチ・ブルドッグ): 皮膚が乾燥しやすく、フケが出やすい傾向があります。適度な保湿ケアが必要です。
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皮膚のたるみが多い犬種(例:ブルドッグ、シャー・ペイ): 顔のシワの間に汚れが溜まりやすく、皮膚炎を起こしやすいです。こまめにシワの間を拭いて清潔に保ちましょう。
4. 専門家だからこそ気づける、日々の健康チェック術
私はペットシッターとして、お留守番中のわんちゃんを拝見する際に、飼い主様が気づきにくい小さな変化がないか、細心の注意を払って観察しています。
チェックのプロの視点
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全身の観察: 遠くからわんちゃんの全体像をチェックし、歩き方や姿勢、呼吸に違和感がないかを確認します。
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五感の活用: 触覚(毛や皮膚の状態)、嗅覚(体臭、口臭、排泄物の匂い)、聴覚(呼吸音や鳴き声)など、五感をフル活用して健康状態を判断します。
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行動の記録: 日報で、食事量、排泄の回数や状態、遊びの様子などを細かく記録し、飼い主様にご報告します。これにより、離れていてもわんちゃんの健康状態を把握していただけます。
まとめ:日々の観察が、最高の愛情表現
今回ご紹介したように、わんちゃんの健康は、日々の小さな変化に気づくことから守られます。愛玩動物看護師の国家試験で学んだ知識を活かし、私はこれからもわんちゃん一頭一頭の個性に合わせた、細やかなケアをご提供してまいります。
さいたま市浦和区を中心に活動するペットシッター「あい」は、皆さまの大切なご家族に寄り添ったお世話を心がけています。お仕事やご旅行で家を空ける際も、わんちゃんの心と体の健康を保つため、安心してお任せください。日々の食事や健康チェックはもちろん、その子の個性やライフステージに合わせたお散歩や遊びを通して、心身ともに満たされる時間をご提供します。
もし、愛犬の健康や行動についてお困りのことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。私たちと一緒に、わんちゃんとの幸せで豊かな共生生活を築いていきましょう。
ペットシッターあい 浦和店
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これからも、皆様と大切なペットたちが、笑顔あふれる毎日を送れるよう、私たち「ペットシッターあい」は尽力してまいります。