
お客様の玄関を出発した後、リードを引く私たちの手には、ワンちゃんの「ワクワク」がダイレクトに伝わってきます。
いつもの散歩道は、彼らにとっては毎日が新しい冒険の舞台。
今回は、私たちがこれまでの活動の中で出会った、ちょっと不思議で、最高にチャーミングなわんこたちの「お散歩ストーリー」を、大切に綴った日記の中からお届けします。
1. 水面から現れた「30匹の刺客」!? カメ軍団の熱烈な歓迎
それは、以前の活動拠点での、陽光がキラキラと反射する穏やかな午後の公園での出来事でした。
「今日は池の周りを歩こうか」 そう話しかけながら、柴犬の女の子と水際をのんびり歩いていた時のことです。
ふと水面を見ると、波紋がひとつ、ふたつ……。いえ、そんな悠長なものではありませんでした。「バシャバシャ!」という音と共に、池のあちこちから無数の「黒い影」が、一直線にこちらを目指して泳いでくるではありませんか。
「えっ、なになに!? 」
驚く私をよそに、隣を歩く彼女はどこ吹く風。
身を乗り出してクンクンと鼻を鳴らし、興味津々ではあるものの、どこか「あ、いつものみんなね」と言いたげな、慣れた足取りでその光景を眺めています。
岸辺に到着したのは、なんと30匹を超える「カメ」の大軍団でした。カメたちはまるでお祭りの行列のように、次から次へと上陸せんばかりの勢いで首を伸ばし、「おやつ、持ってるんでしょ!?」と無言の圧力をかけてきます。
どうやら、地元の方々の愛情深い餌付けによって、ここは「人間が来るといいことがある」聖地になっていた様子。
彼女にとって、このカメたちとの「面会」も、お散歩の大切な日課の一つになっているのでしょう。
「今日も元気そうだね」
そう語りかけるような優しい眼差しで、カメ軍団を見守る彼女の姿に自然とワンちゃんの深い絆を感じた、忘れられない一幕でした。
🔍 ペットシッターあいの視点: こうした予想外の「動物との遭遇」では、ワンちゃんの興奮による急な飛び出しに最も注意を払います。リードを短く持ち直し、興奮して池に落ちてしまわないかを瞬時に判断。また、道端に野生動物の餌(パンくず等)が落ちていることも多いため、拾い食いをさせないよう足元をしっかりチェックしながらお世話をしています。
2. 震えるシーズーと、愛のストーカー猫
「猫ちゃんが多いエリア」をお散歩する時は、いつも以上に周囲に気を配ります。なぜなら、そのシーズーちゃんにとって、猫は「可愛い隣人」ではなく「未知の恐怖」だから。
ある日の夕暮れ時、背後にピリッとした空気を感じて振り返ると、一匹の野良猫ちゃんが、まるで影のようにこちらをつけてくるではありませんか。
「……まだいる?」 シーズーちゃんが、不安そうに首を180度回転させて後ろを確認します。猫ちゃんは、彼女が立ち止まれば止まり、歩き出せば絶妙な距離感(約2メートル)を保って、優雅な足取りでついてきます。
「大丈夫だよ」と声をかけますが、シーズーちゃんの瞳はみるみる潤んでいきます。
「私、狙われてる……。絶対に狙われてる……!」
そう訴えかけるような、ウルウルした瞳で見上げてくる姿に、私の母性本能は爆発!
「よし、もう大丈夫!」と、彼女をガシッと抱き上げました。
すると、猫ちゃんは「なんだ、終わりか」と言いたげに欠伸をひとつ。
安全な「シッターの腕」という特等席から、下界の猫を見下ろしながら帰路につく彼女の姿は、お姫様そのもの。怖がりな彼女の小さなプライドを守るため、その日はそのまま玄関までエスコートしたのでした。
🔍 ペットシッターあいの視点: 無理に歩かせ続けるとストレスでお散歩自体が嫌いになってしまうため、早めに抱っこに切り替える判断をしました。ただし、ずっと抱っこのままではなく、途中で見晴らしの良い広場や、猫ちゃんの気配がない安全な場所に差し掛かったら、そっと地面に下ろしてみることもあります。「ここなら大丈夫そうかな?」と様子を見ながら、少しでもお散歩の続きを楽しめるよう工夫しています。
3. 街の社交界に咲く「気品あふれるトイプードルちゃん」の輪
お散歩中のシッターの基本は「他家の子とは接触させない」こと。喧嘩や怪我を防ぐための鉄則です。
しかし、その日のトイプードルちゃんは、歩く前から尻尾の振りが違いました。
飼い主様からは「この子は街の有名人だから、お友達に会ったら自由にさせてあげてね」と聞いてはいましたが、公園の入り口が見えた瞬間、その意味を痛感しました。向こうから来る飼い主さんも、その向こうのワンちゃんも、みんなが笑顔で手を振っているのです。
「あー!プードルちゃん!今日も来たのね!」
瞬く間に、私たちは「わんこ社交界」の中心に。
「接触を避ける」なんてマニュアルは、この温かなコミュニティの前では無力でした。
プードルちゃんは、ふわふわの毛をなびかせながら、次々とやってくるお友達に鼻先をちょん!と当ててエレガントにご挨拶。
「今日はママさんじゃないの?」と私にまで優しく声をかけてくださるご近所の皆さんに囲まれ、ワンちゃんはまさに社交界の華。飼い主様が信頼して任せてくれたからこそ見られた、ワンちゃんの「本当の社交性」を感じる昼下がりでした。
🔍 ペットシッターあいの視点: 普段は安全第一で接触を避けますが、飼い主様からの「OK」がある場合は、ワンちゃんの社会性を尊重します。交流中も「相手のワンちゃんの機嫌はどうか」「リードが絡まって足を取られないか」を全方位でチェック。不測の事態には一瞬で引き離せるよう、シッターの意識は常に「愛犬を守るガードマン」として機能させています。
4. まるで綿菓子ヘリコプター!? ポメラニアンちゃんの情熱スピン
お散歩が大好きな子は多いですが、そのポメラニアンちゃんの「大好き」は、もはや重力を超えていました。
ハーネスをつけた瞬間から、その子の心には「喜びの旋風」が巻き起こります。
玄関を出て一歩進んだ瞬間、シュルシュルシュルッ!と高速回転がスタート!
真っ直ぐ歩きたい気持ちと、嬉しさが爆発しそうな気持ちが混ざり合い、バレリーナのような見事なピルエットを披露してくれます。
ふわっふわの毛をなびかせながらくるくる回る姿は、まるで「空飛ぶ綿菓子」か「ヘリコプター」。
「嬉しい!楽しい!お外最高!」
全身から溢れ出すエネルギーに、道ゆく人々からも「見て!回ってる!ぬいぐるみみたい!」と歓声が上がります。
リードが絡まないよう、私も一緒にステップを踏みながら回転。
お散歩中、一体何回転したことでしょう。帰宅してもなお、キラキラした瞳で「もう一回回る?」と誘ってくる情熱的なポメラニアンちゃんに、完敗のシッターでした。
🔍 ペットシッターあいの視点: 激しく回転する子は、その勢いで首をすぼめた拍子に、首輪やハーネスから体がスルッと抜けてしまうリスクがあります。そのため、シッターは回転の動きに合わせてリードを捌くのはもちろん、装着具合には細心の注意を払います。そんな時、当店推奨の**「ダブルリード(首輪とハーネスの両方に繋ぐ方法)」**をご利用いただくと、万が一のすり抜けを防止でき、安全性がグッと高まって安心です。
5. 「断固拒否」のマルチーズ哲学と、完璧すぎる柴犬ナビゲーター
次にご紹介するのは、お散歩の概念を根底から覆す、極端な二人の物語です。
一人目は、真っ白な毛並みが愛らしいマルチーズちゃん。
彼女は「絶対に歩かない」という、気高くも強い意志の持ち主でした。
玄関を出て数メートル。彼女お気に入りの「観測スポット」に到達した瞬間、どっしりと腰を下ろします。
「さあ、あっちまで行こうよ」とリードを優しく引いても、岩のように動きません。
彼女は歩きたいのではなく、「外の空気を吸いながら、街の移り変わりを座って観察したい」哲学者となっていました。
結局、30分間彼女の隣に並んで座り、街行く人々を眺めて終了。「これも贅沢な時間だね」と、二人で納得して帰りました。
飼い主様からは「たまにこういう時があるのよ」と伺っていましたが、まさにそんな気分だったのでしょう。
貴重な、ゆっくりと街ゆく人や車を眺めたり、通りを駆け抜ける風を感じられる、マルチーズちゃんのこだわりの時間。私にとっても素敵な時間を過ごさせていただきました。
対照的なのが、キリッとした立ち姿の柴犬さん。彼はまさに「完璧なナビゲーター」でした。リードは私が持っていますが、主導権は100%彼にあります。「次はここを右。あの信号は渡らずに、一本裏の道へ。その後、この切り株で一時停止」迷いのない足取りで、出発から帰宅まで最短・最適ルートを案内してくれます。
もし私が道を間違えようものなら、「おっと、ルート外だよ」と言わんばかりにピタッと立ち止まり、無言で正しい方向をじっと見つめて教えてくれます。その正確さは、もはや「柴犬AIナビ」。最後、家の玄関にぴったり1分も違わず到着した時、彼は私を振り返り、「よし、今回も完璧だったな!」と満足げな顔を見せてくれました。
🔍 ペットシッターあいの視点: マルチーズちゃんのように「歩かない」選択をする子には無理強いせず、地面からの冷えや熱がないかを確認し、充実した「外気浴」の時間にします。逆に柴犬さんのような「ナビ犬」には、彼のプライドを尊重しつつ、車や自転車などの危険がないか、一歩先をシッターが常に目視確認し、彼が安心して「案内」に集中できる環境を作っています。
6. 「はじめの一歩」を応援!4ヶ月のチワワちゃん、お散歩デビューへの道☆彡
最後にご紹介するのは、まだあどけなさが残る、4ヶ月のチワワちゃんの成長物語です。
飼い主様からいただいたご依頼は「お散歩の練習を一緒にしてほしい」というものでした。
初めて外の世界に足を踏み出す彼女にとって、見るものすべてが未知との遭遇。
飼い主様と何度も練習しているものの、なかなかお外に慣れられないとのことでした。
そこで、飼い主様がお仕事の日でも明るいうちにお散歩練習が出来るようにと、私たちにご依頼くださったのでした。
さて、いざお散歩の日。
玄関を出た瞬間、彼女はまるで生まれたての子鹿のようにブルブルと震え、一歩も動けなくなってしまいました。大きなおめめからは今にも零れそうな涙が浮かんでいます。愛しさと、安心して欲しい、大丈夫だよ、お散歩楽しいよ、そんな思いを胸に、チワワちゃんをそっと抱き上げます。
無理に歩かせて「お外=怖い場所」と植え付けてはいけません。
そこで私が取った作戦は、「まずは抱っこでお散歩を楽しむ」こと。
いきなり騒がしい道路を歩かせるのではなく、近くの公園まで大切に抱っこして移動します。
そして、車や自転車が来ない、広くて安全な芝生の上にそっと下ろしてあげました。
「大丈夫だよ。ここはとっても気持ちいい場所だよ」
そばに腰を下ろし、抱っこしたまま優しく声をかけながら見守っていると、彼女は少しずつ、外の雰囲気に慣れていきました。
そしてとうとう私の膝から降りると、恐る恐る、自分の足で地面の感触を確かめ始めました。
クンクンと芝生の匂いを嗅ぎ、小さなしっぽを恐る恐る振ったその瞬間……彼女の中で「お外って楽しい!」というスイッチが入ったのです。
そこから慣れていくのはとっても早かったですよ。今では、お世話に伺って「お散歩に行くよ!」と声をかけると、自分の体が隠れてしまいそうなくらい大きなお散歩バッグとリードを、一生懸命に自分でくわえて持ってくるまでになりました。
浦和の道を、誇らしげに、トコトコと歩く姿に、私たちシッターも胸が熱くなります。
🔍 ペットシッターあいの視点: 子犬期の「社会化」は一生を左右する大切な時期です。私たちは「歩かせる」ことよりも、まずは「外の空気を吸ってリラックスする」ことを最優先にします。抱っこ散歩は、腕の中から安全に世界を観察させるための大切なステップ。また、自分でバッグを持ってくるような自発的な行動が見られた時は、思いきり褒めることで、「お散歩=最高にハッピーな時間」という記憶を定着させています。
✨ 個性の数だけ、幸せな散歩がある
ワンちゃんの数だけ、物語があります。私たち「ペットシッターあい」が大切にしているのは、マニュアル通りのお世話だけではありません。
カメの日課を楽しむ柴犬の女の子、猫に怯えるシーズーちゃん、トイプードルちゃんの社交性、ポメラニアンちゃんの回転、マルチーズちゃんのこだわり、柴犬さんの頼もしさ、そしてチワワちゃんの勇気ある一歩……。そんな「その子だけの輝き」を一つひとつ大切に拾い上げ、飼い主様に報告すること。それが私たちの喜びです。
わんちゃんの習性や生態を知り尽くした女性シッターたちが、豊かな経験とチーム体制による確かな安心感で、あなたの大切なわんこに最高の「お外時間」をお届けします。
お散歩のこだわり、癖、大好きなコース、そしてパピーちゃんの練習。どんなことでも、ぜひ打ち合わせでたくさん聞かせてくださいね!
(ペットシッターあい)
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ペットシッターあい 浦和店
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これからも、皆様と大切なペットたちが、笑顔あふれる毎日を送れるよう、私たち「ペットシッターあい」は尽力してまいります。